「DESIGNART TOKYO 2024」に若手クリエイター5組が選出

世界有数のミックスカルチャー都市である東京を舞台に、デザイン、アート、インテリア、ファッションなどが多彩なプレゼンテーションを開催する日本最大級のデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO(デザイナート トーキョー)」。その未来のスターを発掘し、毎年高い注目を集める30歳以下の若手クリエイター支援プログラム「UNDER 30」に、今後の活躍が期待される5組のクリエイターが選出された。

選出されたのは、クリエイティブ・ユニットの「AAAQ」、テキスタイルアーティスト/デザイナーの「Hiroto Ikebe」、デザイナーの「HOJO AKIRA」と「Saki Takeshita」、そしてアーティストの「Straft」だ。彼らは、「DESIGNART TOKYO」5組6名の発起人により選ばれた。

AAAQ(ヨミ:エーキュー) クリエイティブ・ユニット 
Selected by 小池博史 / NON-GRID
photo by Atsuro Miyako
Hiroto Ikebe テキスタイルアーティスト/デザイナー
Selected by アストリッド・クライン、マーク・ダイサム / Klein Dytham architecture
「MAYUGOMORI」FFP©️ photo by/Yasunari Kikuma
HOJO AKIRA デザイナー 
Selected by 川上シュン / artless Inc.
Saki Takeshita(竹下 早紀) デザイナー
Selected by 青木昭夫 / MIRU DESIGN
Straft(ヨミ:ストラフト) アーティスト
Selected by 永田宙郷 / TIMELESS 

AAAQは、感性と研究に基づく制作を行っており、DESIGNART TOKYO 2024では、目に見えない力を可視化する現象を利用した作品「Visible Stress」を発表する。Hiroto Ikebeは、養蚕文化に着目し、絹の廃棄物から作り出される新たな生産プロセスによる衣服「COCOON ANATOMY-繭を解く-」を展示。HOJO AKIRAは、マスプロダクトが伴う歪みに感じる違和感へ目を向け、本質的なものは何かを考えた「ソファ」を提案する。Saki Takeshitaは、バルサ材を染色し、熱風を当てて色を変化させ、グラフィカルに展開した作品「Eeyo」を発表。Straftは、稲藁を使った作品を展示し、日本人の潜在的な自然観を現代に投影することを試みる。

「DESIGNART TOKYO 2024」は、2024年10月18日から10月27日までの10日間、表参道、外苑前、原宿、渋谷、六本木、広尾、銀座、東京を舞台に開催される。テーマは「Reframing 〜転換のはじまり〜」だ。クリエイティブなものづくりが、これからの社会を支える原動力となるなか、日々の暮らしに、長く愛せるデザイン&アートで潤いを与えるDESIGNART TOKYOは、かけがえのない出会いや感動をボーダーレスにつないでいく。