金融DX人材育成を支援する一般社団法人設立

一般社団法人みらいDXアカデミーが設立され、金融DX人材の育成支援を目的に活動を開始した。同法人は、金融機関におけるDX人材養成には、IT技術習得だけでなく、プロジェクト推進力やデジタル戦略構想力、地域DX支援提案力など多岐にわたる能力が求められると考え、越境性、具体性、実現性の3点に着目し、研修やミートアップ実施、教材提供などを通じて寄与していく。

同法人へ助言・指導を行うフェローには、第二地方銀行協会のSARBLAB室長である榎本清人氏、一般社団法人金融革新同友会FINOVATORSの共同創業者である大久保光伸氏、一般社団法人金融データ活用推進協会の代表理事である岡田拓郎氏など、金融業界の第一線で活躍する10名が就任している。

本年の主な活動予定としては、金融機関職員による「地域DX留学」のデザイン、「地域変革」をキーワードとしたDXミートアップの開催、金融機関が実施可能なDXソリューション事例の蓄積や研修カリキュラムの開発などが挙げられる。

また、同法人設立の先行イベントとして、株式会社あいホームと設立準備委員会が「仙台DX Meetup」を3月22日に宮城県仙台市で開催。東北地方の多数の地域企業や地方銀行5行が一同に会し、東北地域におけるDXの未来について討議した。

同法人の事務局長を務めるのは、慶應義塾大学総合政策学部卒の佐伯卓也氏。戦略PRファームやデータ統合分析ツールDYNATREKを手掛ける株式会社ダイナトレックでの経験を持つ。