JTBが京都の伝統と革新を体感する修学旅行を販売

株式会社JTBと株式会社和えるは共同で、京都を訪問する中学生・高校生向けの探究型修学旅行プログラム『「伝統」と「革新」に出逢う旅~五感で体感する探究型プログラム~』を2024年6月18日より販売開始する。

このプログラムでは、伝統産業を継承する厳選された人々の工房などを訪問し、一般的な伝統体験学習とは異なり、選りすぐりの伝統継承者との「出逢い」と「対話」に重点を置いている。参加者は、伝統を未来へつなぐ方々の「生き様が反映された営み」を五感で体感し、伝統を守りつつも新たな挑戦を続ける姿に触れることで、伝統に対する新たな認識を得て、自身の「生き方」や「在り方」について考えるきっかけを得ることができる。

開発背景には、「伝統を次世代につなぐことに挑戦している大人の背中に触れ、今後の生き方について考えるきっかけを提供したい」という和えるの想いと、「子供たちの感性に響く旅を作りたい」というJTBの想いが合致したことがある。

プログラムでは、例えば、サラリーマンから仏師に転身した土御門仏所の三浦耀山氏や、手描き京友禅の技法を活かしデニム生地を装飾する有限会社豊明の宮本和友氏など、固定観念に囚われない挑戦をしている伝統継承者を訪問する。

受入数は初年度12校2,000名、3か年で92校15,000名を目指し、奈良など他地域でのプログラム開発・実施も視野に入れている。本質的な社会課題の解決や地域活性化にも取り組んでいく考えだ。