さとのば大学が2027年度入試の募集開始へ 変容へのレディネス重視に方針改定
日本全国の地域をキャンパスとして学ぶ「さとのば大学」を運営する株式会社アスノオトは、2026年9月1日より2027年度入学者の出願受付を開始します。募集開始にあわせてアドミッション・ポリシー(入学の方針)を改定し、学力や偏差値ではなく「自ら変わり続ける気構え=変容へのレディネス」を重視した入試へと見直します。文部科学省が2026年度概算要求で「国内留学促進事業」を盛り込むなど都市部から地方への越境学習に注目が集まるなか、地域での学びに必要なマインドセットを重視する方針です。
変わり続ける気構えを問う新アドミッション・ポリシー

さとのば大学では、学生が全国13の連携地域を1年ごとに移り住みながら、多世代の住民と共にプロジェクトを展開します。新しい環境で人間関係をゼロから構築していく越境環境において、あらゆる経験を学びに変える姿勢が求められるとしています。
今回掲げられた新たなアドミッション・ポリシーは以下の2点です。
- 自分の内面と向き合い、新しい自分を発揮しようとする意思がある
- 想定外の出来事を歓迎し、そこから学びつづけようとする意思がある

学長の信岡良亮氏は、入学段階で変容に対する心身の準備状態を整えることが学びを支える土台になるとしたうえで、在学中の挑戦と失敗を通じて変容し続ける経験が「未来共創人材」への一歩につながるとしています。
地域をフィールドに挑戦する学生の実践

さとのば大学には18歳から20代前半を中心に全国から学生が集まっています。在学生は各地で地域活動やプロジェクトに取り組んでいます。

1年目の学生は宮城県女川町で放課後児童クラブのインターンやお祭りの実行委員に関わりながらプロジェクトを模索しているほか、3年生は長野県や岡山県で食や対話を通じて地域間をつなぐ活動を経て新規事業に挑戦しています。また、4年間キャリア教育をテーマに活動し、就職活動で内定を獲得した4年生の実績など、地域での実践経験を自身の成長や進路につなげる事例がみられます。

2027年度の募集概要と出願日程
さとのば大学では、通信制大学との連携により地域実践と並行して4年間での学士取得を目指すコースや、1年間のコースを展開しています。出願はWebサイト内のフォームで受け付けます。



- 対象コース:旅する大学コース(4年間)、ギャップイヤーコース(1年間)
- 出願資格:2027年4月2日時点で満18歳以上の方
- 出願日程:
- 第1期:2026年9月1日〜9月30日
- 第2期:2026年10月1日〜11月30日
- 第3期:2026年12月1日〜2027年1月31日
- 第4期:2027年2月1日〜3月15日
- 入試区分:自己推薦型入試、指定校推薦入試(書類選考・対話型面接)
- 選考方法:志望理由書の内容とオンライン面接での対話

さとのば大学は、地域の現場でのプロジェクト学習とオンライン学習を組み合わせた市民大学です。2026年9月時点の地域留学先は、北海道名寄市、秋田県五城目町、宮城県女川町、福島県南相馬市、石川県加賀市、石川県七尾市、埼玉県横瀬町、長野県長野市、岐阜県郡上市、島根県海士町、岡山県西粟倉村、徳島県三好市、鹿児島県枕崎市の全国13地域です。
運営を行う株式会社アスノオトは、地域と都市の協働関係づくりや相互理解支援を企業研修等を通じて展開しており、現在はさとのば大学の主催・運営を担っています。
本記事は株式会社アスノオトの発表をもとに作成しました。文部科学省の事業に関する記述は文部科学省の2026年度高等教育関係概算要求に基づきます。
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