延岡市、副業人材活用で地域活性化へ

株式会社みらいワークスは、宮崎県延岡市と連携し、「副業・兼業人材を活用した課題解決プログラム」を推進すると発表した。このプログラムは、都市部の副業・兼業プロフェッショナル人材を活用し、延岡市内の企業の課題解決や、交流・関係人口の創出を目的としている。

延岡市は2020年より、みらいワークスが運営する副業マッチングサービス「Skill Shift」と連携し、都市部の副業・兼業人材と市内の中小企業をマッチングすることで、人材不足の解消と地域経済の活性化に取り組んできた。今年度は、副業・兼業人材の活用に関する企業への普及啓発を継続し、マッチングの機会を創出するとともに、副業・兼業人材と地域住民との深い交流による共通体験の創出を目指す。

今回のプログラムのテーマは「延岡の水産業活性化」で、延岡市南部の土々呂周辺エリアの水産事業者と意見交換をしながら、延岡の魅力や課題を感じ、事業者および地域の課題に触れることができる。参加者は、かつての賑わいを取り戻すとともに、新しい南部エリアを創り出すアイデアを考え、「南部エリア水産事業の活性化アイデア」を提案する。

プログラムは2024年8月23日から25日までの2泊3日で実施され、定員は5名。参加者には、水産事業者の視察や意見交換、延岡市長とみらいワークス代表との対談、プレゼンテーション大会などが予定されている。宿泊費および交通費は各自負担だが、一律50,000円の補助が支給される。

みらいワークスは、このプログラムを通して、延岡市内の企業の課題解決を行うとともに、副業・兼業人材と地域住民との一体感を図ることで、質の高い関係人口の創出を目指している。