「JMCシリーズⅢ」チャンピオン小山直城と前田穂南が決定

2024年3月15日、公益財団法人日本陸上競技連盟は「ジャパンマラソンチャンピオンシップシリーズ(JMCシリーズ)」シリーズⅢの結果を発表した。このシリーズは2022年4月から2024年3月までの期間に開催された対象大会の成績に基づくポイントランキングで、男子チャンピオンには小山直城(Honda)、女子チャンピオンには前田穂南(天満屋)が輝いた。

小山直城は、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で優勝し、大阪マラソン2024では日本歴代10位(レース当時は9位)となる2時間06分33秒で走り抜き、その安定した強さを見せつけた。一方、前田穂南は第43回大阪国際女子マラソン大会で2時間18分59秒で走り、19年ぶりに日本記録を更新した。

また、新人賞には大阪マラソン2024で初マラソン日本最高記録、日本学生新記録となる2時間06分18秒で優勝した平林清澄(國學院大學)が選ばれた。これらの選手は、3月25日に開催されるJMCアワードで表彰される予定だ。

JMCシリーズの総合成績は「JMCポイント」の順位によって決定される。JMCポイントとは、1つのシリーズの期間内に出場したJMCシリーズ対象大会において、条件に基づき採用された3大会のうち、パフォーマンスポイント(記録ポイントと順位ポイントの合計)の高い2大会のポイント合計のことを指す。

賞金については、シリーズチャンピオンには660万円、2位の選手には330万円、3位の選手には165万円、4位120万円、5位90万円、6位60万円、7位45万円、8位30万円が贈られ、男女合計で3000万円となる。

JMCアワードでは、シリーズⅢランキングの男子1~8位、女子1~8位の選手が表彰される予定で、また「パリ2024オリンピック競技大会」マラソン日本代表内定選手の記者会見も実施される予定だ。このイベントはライブ配信されるので、マラソンファンは要チェックだ。

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