2024年7〜9月のSNS流行語発表、1位はスポーツ選手の大記録

一般社団法人ウェブ解析士協会は、2024年第3四半期(7〜9月)のSNS流行語ランキングを発表した。1位は「50-50(大谷さん)」、2位は「無課金おじさん」、3位は「地面師たち」だった。

「50-50(大谷さん)」は、ロサンゼルス・ドジャースに移籍した大谷翔平選手が、右肘手術のため今季は指名打者として出場し、本塁打と盗塁を量産したことを指す。9月20日にMLB史上初の「50-50」を達成し、最終的には54本塁打、59盗塁でレギュラーシーズンを終えた。

2位の「無課金おじさん」は、パリオリンピック射撃混合10mエアピストル団体で銀メダルを獲得したトルコチームのユスフ・ディケチ選手の異名。他の選手が耳を守るイヤーマフや狙いを定めやすくするメガネなどを装着して競技に臨む中、彼は耳栓だけで競技に臨んだ。ゲームなどで有料の装備や武器を買わずに遊ぶプレーヤーへの連想から「無課金おじさん」と呼ばれるようになった。

3位の「地面師たち」は、実際に起きた事件を下敷きにした新庄耕の小説のタイトル。土地の所有者になりすまして売却をもちかけ、多額の代金をだまし取る「地面師」の犯罪を描いている。Netflixでドラマ化され7月25日から配信された。

4位は「しかのこのこのここしたんたん」、5位は「はいよろこんで/ギリギリダンス」だった。

今回のランキングでは、オリンピックもあってスポーツ関連の言葉が上位に入った。また、「アザラシ幼稚園」や「無課金おじさん」など、SNSユーザーならではの表現も光った。さらに、ネット配信ドラマが2作品ランクインするなど、さまざまな映像形式が受け入れられていることがうかがえる。

SNS流行語ランキングは、XやInstagram、TikTok、YouTubeなどのSNSで流行している言葉の中から、SNSマネージャー有資格者への調査に基づきランキングを作成したもの。2022年3月度から四半期ごとに最新の流行語ランキングを、年末には「年間大賞」をそれぞれ発表している。

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