株式会社クロスキャットは、AIソリューションのラインナップを拡充し、DX（デジタルトランスフォーメーション）を加速させることを発表した。これは、企業のDX推進を支援するための取り組みの一環であり、その中心となるのが同社のフレームワーク「CC-Dash」である。

「CC-Dash」は、データ収集から分析、活用、基盤構築、保守まで、顧客のDX推進状況に応じて様々なソリューションサービスを提供する。最近では、AIの利活用に向けたニーズが高まる中、新サービス「CC-Dash AI」を開始し、AIソリューションを強化している。

「CC-Dash AI」は、AIの利活用を検討している企業に対して、コンサルティングサービス、PoC（実証実験）サービス、テクニカルコンサルティングサービスの3つのメニューを提供する。これにより、AI開発の技術者やデータ分析担当者がいない企業でも、AIを活用するための第一歩を踏み出すことが可能となる。

また、クロスキャットは、AIによる店舗の商品需要量や在庫量の予測を可能にする新サービス「小売業向けCC-Dash AI」を提供開始した。これにより、小売業界におけるAIの利活用が一層進むことが期待される。

さらに、クロスキャットは、4月にDX推進室を新設し、新卒スペシャリスト採用のデータサイエンティスト3名を含む社内の高度IT人材が中心となって研究開発に取り組む予定である。ここでは、AIで音源分離と音声変換を一括で行う「音声コンテンツ生成システム」（特許出願中）の開発も引き続き行われる。

クロスキャットは、自社で培ったAI技術を最大限に活用し、企業の収益拡大や事業成長に貢献するソリューションの開発、提供に引き続き取り組むとしている。これらの取り組みは、企業のDX推進における多様なニーズに対応するためのものであり、今後のさらなるサービス開発が期待される。