KADOKAWA、統合報告書2024を公開

KADOKAWA株式会社は、2024年10月1日に『KADOKAWA統合報告書2024』を公開した。同社は出版、アニメ・実写映像、ゲーム、Webサービス、教育・EdTechなどの事業を展開する総合エンターテインメント企業であり、「グローバル・メディアミックス with Technology」戦略を掲げ、世界中から才能を発掘して多彩なIPを創出し、さまざまなメディアで展開することでIP価値の最大化を推進している。

統合報告書では、KADOKAWAグループの強みや事業活動の全体像、経営資本をベースに生み出している価値、2023年11月に公表した中期経営計画の重点施策と進捗、コーポレート・ガバナンス改革の状況などについて、ステークホルダーに深く理解してもらうことを目指している。

特に注目すべきは、価値創造プロセスの可視化、IP創出とIP価値最大化の取り組み紹介、コーポレート・ガバナンスの進捗説明だ。価値創造プロセスでは、経営資本の投入から事業活動を通じた社会貢献までを図示。IP創出については、2028年3月期に7,000点までIP創出点数を伸ばす計画を示し、出版、アニメ、実写映像、ゲームにおける具体的な取り組みを紹介している。IP価値最大化については、『Re:ゼロから始める異世界生活』を例に多面的なメディアミックスの展開を説明。さらに、2023年6月のガバナンス体制移行後の取り組みを各委員会委員長が説明している。

KADOKAWAグループは今後も事業の成長実現と透明性の高い情報発信を通じ、ステークホルダーとの信頼関係強化、持続的な企業価値向上と社会課題の解決を目指すとしている。

『KADOKAWA統合報告書2024』
https://tp.kadokawa.co.jp/.assets/ir_integratedreport2024_ja.pdf
※英語版の公開は11月中を予定