STORES決済、中小事業者向けに手数料1.98%の新プラン

STORES株式会社は、2024年12月1日より中小事業者向けに「中小支援プラン」の提供を開始し、クレジットカード決済手数料率を業界最安水準の1.98%に引き下げると発表した。

本プランは月額3,300円(税込)で提供され、Visa・Mastercardは1.98%、JCB・American Express・Diners Club・Discoverは2.38%の決済手数料率が適用される。さらに、専用の決済端末(19,800円 税込/台)の無償提供や、POSレジアプリ「STORESレジ」ベーシックプラン(月額4,950円)の無料利用も含まれる。

また、キャッシュレス普及と店舗負担軽減のため、月額費用(3,300円 税込)が12ヶ月無料になる中小支援キャンペーンも実施。2024年10月1日から11月30日までに事前登録し、12月1日から31日までに新規申込かつ中小支援プランへの申込が完了した中小事業者が対象となる。

STORES決済では、2021年10月に交通系電子マネー利用時の決済手数料を1.98%に引き下げるなど、継続的に店舗のキャッシュレス導入を推進してきた。経済産業省キャッシュレス推進室の発表によると、キャッシュレス決済を導入していない店舗の49%が「決済手数料が高いこと」を要因として挙げており、中小店舗の負担軽減とさらなるキャッシュレス決済の普及拡大を目指す。

11月中旬には国内の主要QRコード決済にも対応予定で、多様な決済手段を提供する。STORES決済は、事業者にとって最適な選択肢を提供することを目指し、オンラインとオフラインを統合するサービスを通じて、店舗の運営効率化や売上向上に貢献していく方針だ。