小学館は2024年11月27日に、『GOAT（ゴート）』を刊行する。『GOAT』は、ジャンルや国境、そして読書におけるバリア（障壁）を超えていくことを目指す新しい紙の文芸誌だ。

紙を愛してやまない《ヤギ》にちなんで名づけられた本誌には、ジャンルや国境を越えて豪華執筆陣が結集。小説では西加奈子、小川哲、市川沙央、パク・ソルメ、島本理生、冲方丁、麻布競馬場、葉真中顕、芦沢央、チョン・ヨンス、長塚圭史、嶋津輝、戸田真琴らが参加する。

また、読書バリアフリーにも取り組んでおり、紙と同時に電子書籍としても配信。リクエストに応じてテキストデータの提供なども検討している。

さらに、ソニー・ミュージックエンタテインメントが運営する「monogatary.com」と共同して創設した【GOAT×monogatary.com文学賞】では、加藤シゲアキ氏が選考委員長を務め、753作の応募作の中から大賞受賞作を決定し、『GOAT』誌上にて発表する。

『GOAT』第1号では、「愛」をテーマとした大特集や、上白石萌音、けんご、斉藤壮馬、鳥飼茜らによる「私のGOAT本」、彩瀬まる、佐原ひかりによる「出せなかった手紙」、尾崎世界観、蝉谷めぐ実らによる短編小説など、多彩な内容を予定している。

『GOAT』は2024年11月27日発売、定価は510円（税込）。A5判、300ページ（予定）となる。