メイク時間は「ベースメイク」に注力、年代や職業で差

株式会社ビズキが運営する美容情報サイト「Kirei Style」は、全国の20代から50代の女性2,000人を対象に、メイクで最も時間をかけるパーツについてのアンケート調査を実施した。その結果、最も多かった回答は「ベースメイク」で39.3%となった。次いで、「アイシャドウ」が11.7%、「アイブロウ」が11.2%と続いた。

年代別に見ると、いずれの年代も「ベースメイク」が最も多くなったが、その他の項目については年代によって異なる傾向が見られた。特に20代では「アイシャドウ」や「涙袋」への回答が他の年代より多かったことから、目元を重視していることがうかがえる。これは、コロナ禍の落ち着きによりマスクを外す機会が増えたことで、Z世代を中心に顔の”余白”を埋めるメイクが人気となっていることが背景にあると推察される。

また、子供の有無で比較すると、大きな差は見られなかったものの、「アイブロウ」に時間をかける人は子供がいる方が3.9%上回った。子育て中は時間に追われがちなため、顔の印象を大きく左右する眉に時間をかけることで、他のパーツは時短しながらもきちんとした印象を与えようとしているのかもしれない。

職業別では、「ベースメイク」を選択した割合が「会社員・公務員」で最も多く、43.7%と約半数に上った。通勤や長時間の勤務でもメイクが崩れにくいよう、土台の部分に時間をかけている可能性が高い。

今回の調査では、約8割の女性が何らかのパーツにメイクの時間をかけていることが明らかになった。最近では、眉やアイライン、リップラインなどのアートメイクも主流になりつつあるため、メイク時間を短縮させたい方や仕上がりの持続性を高めたい方はアートメイクを検討してみるのも一案だろう。