司書体験ゲーム『市立カクレザ図書館』スマホ版リリース

ボクステ株式会社は2024年9月20日、『市立カクレザ図書館』をiOS/Android向けに移植し、配信を開始した。本作は、同社の前身サークル「野良箱」が2022年1月25日にSteamで発売したオリジナル作品だ。

プレイヤーは見習い司書となり、9月1日から30日までの1か月間を過ごす。ゲーム内では、利用者が希望する本を全260冊の中から選ぶことでストーリーが分岐し、複数のバッドエンドを含むマルチエンディングが用意されている。1か月の試用期間を無事終えればクリアとなる。

スマホ版の移植にあたり変更した点はSteam版にも反映され、無料アップデートが実施された。また、販売価格を全プラットフォームで統一するため、1010円から700円に値下げされた。

リアル司書からの要望を受け、NDC(日本十進分類法)順ソートが実装された。資料が請求記号順に並ぶほか、区分ごとにタブで分かれている。個々の請求記号は、タイトルをタッチして書誌から確認できる。

ゲーム内の260冊の架空図書資料には、すべて専用の画像と書誌(詳細情報)が設定されている。プレイヤーの選択により、来館する利用者や借りていく本のタイトル、会話内容が変化し、利用者の運命を変えることもあるという。

本編とは無関係のおまけモード「エンドレス・レファレンス」も搭載。ランダム生成される容姿の利用者が連続で問い合わせをしてくるため、正しい資料を選ぶ必要がある。以前は日本語版にのみ搭載されていたが、英語版にも対応した。

事務所所属のタレントを含め、実況配信やプレイ動画の投稿は無料かつ報告不要で歓迎されている。詳しいガイドラインは公式ホームページの「ユーザー規約」で確認できる。

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