DeepL、用語集にジェネレーター機能の追加を含む複数機能のアップデート

言語AIの世界的な先進企業であるDeepLは、専門的な業務やビジネス上必要となる特定用語の翻訳ニーズに対応する「用語集」機能をアップデートした。今回のアップデートには、翻訳結果の一貫性と精度を大幅に高める複数の新機能が含まれている。

特に注目すべきは、高機能な「用語集ジェネレーター」の搭載だ。これにより、翻訳用の用語集作成プロセスの簡素化と迅速化が可能になった。さらに、用語集の対応言語が拡張され、DeepLのブラウザ拡張機能や各種統合機能でも用語集の使用が可能になった。

DeepLの製品担当副社長であるクリストファー・オズボーンは、AIを活用した翻訳がグローバルビジネスにおいて不可欠なソリューションであると述べ、DeepLの用語集機能が企業独自のフレーズやニーズに合わせた翻訳のパーソナライズを実現し、世界中の10万社以上の顧客の価値と投資効率を高めることを目指していると語った。

一貫したブランディングは、収益を20%以上増加させ、認知度を3~4倍向上させることが証明されている。グローバル企業にとって、技術用語、製品名、ブランド用語など、あらゆるメッセージを世界中のチーム、顧客、市場に明確かつ一貫性をもって届けることは非常に重要だ。DeepLの用語集は、これらのプロセスを簡素化し、企業や専門家がチーム全体で高品質で一貫性のある多言語コミュニケーションを簡単に作成および拡張できるようにする。

今回のアップデートでは、業界初の高性能なAI搭載用語集ジェネレーター、対応言語の拡張(韓国語、デンマーク語、スウェーデン語、ノルウェー語、ルーマニア語の追加)、DeepLプラットフォーム間でのアクセシビリティの向上などが実現された。

DeepLの用語集は、高度な文脈理解と複雑な文法要素の処理能力に優れており、ニュアンスがある自然な翻訳結果を提供する。言語専門家を対象としたブラインドテストによると、DeepLは競合他社と比較して文章校正作業時間の短縮と校正回数の削減を実現している。

また、DeepL Proでは、用語集にも高度なデータセキュリティが適用される。DeepLの用語集ジェネレーターは、現在英語に対して7つの言語ペアに対応しており、今後さらに多くの言語に対応する予定だ。

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