川崎市市制100周年記念、インクルーシブ音楽ライブ『いろいろねいろJAM』開催

川崎市は2024年に市制100周年を迎える。これを記念し、9月29日に「インクルーシブ音楽ライブ『いろいろねいろJAM』」を開催する。会場はグランツリー武蔵小杉1階のアクアドロップ広場で、観覧料は無料だ。

このイベントは、障害や音楽経験の有無に関わらず、誰もが参加できる「インクルーシブ音楽プロジェクト」の一環として行われる。プロミュージシャンと一般公募で集まった小学生から60代までの参加者約20名が一緒に音楽を作り上げ、披露する。

指揮・監修は英国のアート団体「ドレイク・ミュージック」のベン・セラーズが務める。ドレイク・ミュージックは25年以上にわたり、障害のある人が音楽活動に参加する機会を提供し、音楽家として活躍できる社会の実現を目指している。

出演するプロミュージシャンは、ピアノの福本純也、ヴァイオリンの中村楓子(東京交響楽団)、ベースの吉峯勇二郎、ギターの鷲尾広太、ドラムの河原井みつる、トランペットの澤田真人(東京交響楽団)。MCは俳優・MCのAshが担当する。

このライブの特徴は、楽器ができなくても、楽譜が読めなくても、誰もがセッションメンバーの一員として音楽を楽しめること。障害の有無、楽器経験、プロ・アマ、音楽ジャンルの垣根を越えたセッションを通じて、多様な人々が自由に音楽を楽しむ姿を見てもらうことを目的としている。

川崎市では、次の100年に向けて「あたらしい川崎」を生み出していくため、多彩な記念事業「Colors,Future!Actions」を展開している。「いろいろねいろJAM」もその一つであり、音楽を通じたインクルージョンの実現に向けた取り組みとして注目される。