マイナビが大学認知度調査2024、関西は近大が3年連続1位

マイナビ進学総合研究所は、2025年3月卒業予定の全国の高校3年生を対象とした「大学認知度・イメージ調査(2024)」の結果を発表した。エリア別大学認知度ランキングでは、関東・甲信越エリアで明治大学が1位となり、早稲田大学や東京大学を抑えた。関西エリアでは近畿大学が3年連続1位を獲得している。

明治大学は、NHK連続テレビ小説「虎に翼」の主人公のモデルである三淵嘉子さんの出身大学としても注目を集めている。三淵嘉子さんは、女性として初の弁護士・判事・裁判所所長となった人物だ。また、明治大学は文理問わず多くの学部を設置しながらも、国際大会で活躍する多くのスポーツ選手を輩出しており、幅広い分野で成長の場を用意していることが、受験生の認知を獲得している要因と考えられる。

「キャンパスが立派なイメージ」では、関西学院大学が関西エリア1位となった。同大学のキャンパスは、建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが手掛けたスパニッシュ・ミッション様式を基調としており、その美しいデザインが人気を集めている。

「グローバルなイメージ」では、ノートルダム清心女子大学が中国・四国エリア1位に選ばれた。同大学は、グローバル化・価値観の多様化が進む現代社会で必要不可欠な語学力や国際理解力などを習得するカリキュラムを提供しており、多様な成長機会や充実した教育環境が学生に高く評価されている。

また、志望校の検討に「強く影響する」イメージ項目としては、「学べる内容が充実している」が61.3%で最多となり、次いで「就職力が高い」(57.6%)、「サポートが手厚い」(54.4%)と続いた。

本調査は、2024年7月12日から22日にかけてWeb上で実施され、高校3年生10,844名から回答を得た。そのうち、大学進学希望者8,537名の結果をエリアごとに集計している。