たんぱく質の摂取に関する実態と効果、サラダチキンが人気

マイボイスコム株式会社が2024年8月1日から7日にかけて実施した「たんぱく質の摂取」に関するインターネット調査によると、たんぱく質を十分摂取していると思う人は約35%で、70代では5割弱に上ることがわかった。一方、摂取が不足していると感じている人は2割強で、特に女性の10代から30代では各3割強と他の年代より高い傾向にあった。

たんぱく質を意識的に摂取している食品としては、卵、鶏肉、豆腐、納豆、ヨーグルト、豚肉などが各30%台で上位に挙がった。十分摂取していると回答した人では、鶏肉、豚肉、豆腐が上位3位を占めた。

直近1年間にたんぱく質摂取のために購入した商品は、サラダチキンが11.1%でトップ、次いでプロテインの粉末・錠剤が8.6%、高たんぱく質ヨーグルトやプロテインのバータイプが7%前後だった。プロテインの粉末・錠剤は、男性の10代・20代や女性の10代から30代でやや高い購入率を示した。

たんぱく質を意識的に摂取する理由については、健康維持が70.3%で最多、筋力維持が42.2%、免疫力・抵抗力向上が31.3%と続いた。髪や爪、肌への効果や美容、ダイエットを目的とする人は女性の若年層で多く、加齢に伴う衰えや体力低下への懸念から摂取する人は高年代層に目立った。

摂取による効果については、何らかの効果を感じている人が3割強いる一方、あまり実感できていない人も2割弱存在することが明らかになった。効果を実感している人は男性の10代から30代で各5割弱と比較的多かった。

今回の調査結果から、たんぱく質の摂取に対する意識の高さと、年代や性別による摂取目的の違いが浮き彫りになった。健康増進や体力維持、美容など、さまざまな観点からたんぱく質への注目度が高まっていることがうかがえる。