メルカリ、AI技術を活用した「AI出品サポート」の提供を開始

フリマアプリ大手のメルカリは2024年9月10日、出品時の商品情報入力を自動化する新機能「AI出品サポート」の提供を開始した。この機能は、出品者が商品の写真を撮影またはアップロードし、カテゴリーを選択するだけで、商品説明や価格設定などの情報が自動的に生成される。これにより、最短3タップで出品が完了するという。

メルカリではこれまでも、最短15秒で出品できる「かんたん出品」機能や、価格を決めずに出品できる「価格なし出品」機能などを導入し、ユーザーの利便性向上に努めてきた。しかし同社が実施したアンケート調査では、「出品時の商品情報の入力に負担を感じる」「売りたい不要品があるけれど、出品作業が面倒」といった声が寄せられていた。

「AI出品サポート」は、こうしたユーザーの悩みを解決するために開発された。AIが商品写真から自動的に商品情報を生成することで、出品者は面倒な入力作業から解放される。自動生成された内容は編集も可能だが、基本的には最短3タップで出品が完了する仕組みだ。

メルカリは今後も、テクノロジーを活用したサービス開発を進め、より多くのユーザーに手間なく簡単にフリマアプリを利用してもらえるよう尽力していくとしている。AIを活用した新機能の登場で、フリマアプリの利用がさらに広がっていくことが期待される。