ソフトバンク系10社がPayPay給与受取を開始

ソフトバンクグループの10社が、PayPay株式会社が提供する「PayPay給与受取」を利用し、従業員の給与デジタル払いに対応することを発表した。対象となるのは、ソフトバンクグループ株式会社、ソフトバンク株式会社、LINEヤフー株式会社、PayPay株式会社、SB C&S株式会社、SBアットワーク株式会社、SBテクノロジー株式会社、SBペイメントサービス株式会社、PayPayカード株式会社、PayPay証券株式会社の10社だ。

従業員は、PayPayアプリ内のミニアプリ「PayPay給与受取」から申し込むことで、給与をPayPayアカウントで受け取ることができるようになる。受け取った給与は、PayPay残高として保有される「PayPayマネーアカウント(給与受取)」に入金される。従業員は、各社の身上管理システムから、PayPayアカウントで受け取る給与の金額を指定することができ、最大20万円まで設定可能だ。

この取り組みにより、ソフトバンクグループ各社は、福利厚生の一環として従業員の給与の受け取り方法の選択肢を増やすとともに、グループ全体でPayPay経済圏の拡大を推進していく方針だ。従業員にとっては、残高チャージの手間なく日常の買い物や資産運用にPayPayを利用できるようになるほか、給与の振込先口座が増えることで目的別の資産管理の利便性が高まるなど、自身の生活スタイルに合わせた活用が可能になるとしている。

ソフトバンクグループは、テクノロジーを活用した新たな仕組みを率先して利用することで、社会の変化に対応しながら持続的な成長を目指していくとしている。