フィットネスアプリ利用実態を調査、1日あたりの平均利用時間は5.8分

フラー株式会社が提供するアプリ市場分析サービス「App Ape」の調査によると、2024年5月時点で国内のフィットネス&健康アプリの数は615個に上り、全アプリの約1.6%を占めていることがわかった。1日あたりの平均起動回数は2.6回、平均利用時間は5.8分だった。

同社は、App Apeで蓄積したデータをもとに、フィットネスアプリや健康管理アプリの最新動向や特徴をまとめた「フィットネス&健康アプリ市場調査レポート2024」を公開した。このレポートでは、フィットネス&健康アプリ市場の概況、ユーザーの年代別・都道府県別分析などさまざまな視点でアプリデータを調査している。

都道府県別の分析では、各地域で人気のアプリが異なることが明らかになった。例えば、東京都や千葉県、大阪府では「Google Fit」が、宮城県や広島県では「TOKUPO」がそれぞれ1位となっており、地域ごとの健康ニーズやユーザーの好みに応じたアプリがランクインしている。

また、フィットネス&健康アプリのMAU(Monthly Active Users)トップ80を主要な機能別に6つのグループに分類したカオスマップでは、トレーニング記録アプリや地方自治体の運営する健康管理アプリなど、多種多様なアプリが存在することが示唆された。

フラーは、このレポートがアプリビジネスに関わる人はもちろん、フィットネス&健康アプリ市場の動きに興味を持つ幅広い読者に活用されることを期待している。同社は今後も、アプリやウェブなどデジタル領域全般で顧客に寄り添い、課題解決や事業成長に貢献していく方針だ。

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