日本最大級の絵本の祭典「第4回絵本フェス」にAI絵本が初登場

株式会社momocriは、2024年8月3日に愛知県名古屋市の吹上ホールで開催される日本最大級の絵本の祭典「第4回絵本フェス」に参加し、AI技術を活用した絵本の展示と体験会を行うことを発表した。

絵本フェスは、日本全国から絵本作家が集まるイベントで、作家へのインタビューや読み聞かせ、豪華プレゼントが当たる大抽選会などが行われる。入場は無料で、午前の部(10時〜13時30分)と午後の部(13時30分〜17時)に分かれている。

momocriは、「AIえほん教室」としてAI絵本の展示を行う。これは、台本からイラストまですべてAIで作成した絵本で、動画での作成も可能だという。AIえほん教室では、子どもが考えた物語をAIの力で絵本にし、親子で一緒に楽しめるようにすることで、子どもの創造力を育み、AIを活用した新しい家族の時間を提案している。

また、momocriは舟越彬(ふなこしあきら)氏と共同で、AI絵本作成ツール「ぬりエイティブ」を開発した。これは、OpenAIの画像生成AI「DALL-E 3」を核として構築された、ワンクリックで塗り絵ができる絵本生成ツールだ。絵本フェスでは、この「ぬりエイティブ」を使って、来場者が簡単にAI絵本を作成できる体験会も行われる予定だ。

momocriは、AIスクールの運営やAIツールの開発、デザイン関連のコンサルティングなど、多岐にわたる事業を展開している。楽しさと驚きを与えるプロダクトの創出や、スクール事業を通して活躍できるクリエイターの創出に取り組んでいるという。

今回の絵本フェスへの出展は、AIを活用した新しい絵本の可能性を広く知ってもらう機会になりそうだ。子どもから大人まで、多くの人がAI絵本の魅力を体験できるイベントとなることが期待される。