ソシャゲへの課金ユーザーは7割、ガチャ目的が6割と回答

ソーシャルゲームに課金するユーザーは約7割に上り、その目的の57%がガチャであることが明らかになった。株式会社コレックが運営するゲーム攻略メディア「アルテマ」が6月に実施した「ソーシャルゲームの課金事情の調査(2024年)」によると、79名のゲームユーザーを対象としたアンケートの結果、約38%以上が月3,000円未満で課金しており、主にガチャやゲーム内アイテムの購入に充てられていることがわかった。

また、継続して課金を行っているゲームは1タイトルが多く、36.7%のユーザーが1つのゲームに集中的に課金している一方で、複数のゲームに課金しているユーザーも30.4%存在した。さらに、約22%のユーザーが今までにソーシャルゲームに10万円以上を課金したと回答している。

課金の理由としては、57%がガチャで排出されるキャラや装備などの商品を目当てにしており、次いでサブスクリプションの特典目的が11.4%、ショップのゲーム内アイテム購入が10.1%となった。課金方法は、ギフトカード(iTunes・Googleカード)が39.2%、クレジットカードが35.4%と拮抗している。

年齢層別では、30歳以上~40歳未満が34.2%と最も多く課金しているのに対し、20歳以上~30歳未満の課金率が最も低いことがわかった。ただし、年齢層による大きな違いは見られなかった。

今回の調査結果から、ソーシャルゲームへの課金が趣味の領域を超えた情熱を持つユーザーが多く存在することが明らかになった。ゲーム業界の現状を理解する上で、貴重なデータといえるだろう。