国内証券業界初、松井証券がフォートナイトに投資ゲーム提供へ

トランスコスモスは、松井証券とEbuActionが運営するフォートナイトメタバース制作スタジオ「BORDER」と協力し、松井証券のオリジナルゲームコンテンツ「MONEY TRADE FIGHT by 松井証券」を8月上旬に人気ゲームメタバース「フォートナイト」内で公開する。これは国内証券業界で初の試みだ。

背景には、2024年1月の新NISA制度開始以降、新規投資家が増加しているものの、インターネット取引の年代別口座数で20代・30代の割合が低いことから、若年層の投資への関心を高める必要性がある。そこで松井証券は、若者に人気の「フォートナイト」を活用し、投資要素を盛り込んだゲームコンテンツを制作することを決定した。

トランスコスモスは、若年層向けの新しいマーケティングとして、Z・α世代に人気の3大メタバースを活用したサービスを展開している。今回のコンテンツ制作では、「HYPER FREEZE TAGハイパー凍り鬼」を公開しているLEMORION氏とHAGANEIRO氏が協力し、若年層に届きやすい金融経済教育の形を検討した。

「MONEY TRADE FIGHT by 松井証券」は、収集したアイテムを元手に、価格変動するポーションの売買でゲーム内マネーを戦略的に増やし、制限時間内にダンジョンを脱出するシミュレーションゲームだ。最終的な獲得金額が多いプレイヤーが勝者となる。

ゲームは8月上旬に、PlayStation4、PlayStation5、Xboxシリーズ、Nintendo Switch、PC(Epic Games Store)、クラウドでのゲームストリーミング配信サービスで無料公開予定だ。ただし、本コンテンツはEpic Games, Inc.によるスポンサー、承認、管理はなく、独立して制作されたフォートナイトクリエイティブのコンテンツである。