事務作業の秘訣を知るマンガ『生きのびるための事務』重版決定
株式会社マガジンハウスは、坂口恭平原作・道草晴子漫画による『生きのびるための事務』の重版が決定したと発表した。本書は、2024年5月16日に発売され、たちまち話題を呼んでいる。
作家・建築家・画家・音楽家として活躍する坂口恭平が、若い頃に出会った優秀な事務員・ジムとの対話を通じて学んだ事務作業の秘訣を、漫画家の道草晴子がわかりやすくコミカライズした実用コミックだ。芸術家でも誰でも、事務作業を疎かにしては何も成し遂げられないという考えのもと、夢を現実にするための技術としての《事務》の重要性を丁寧に説いている。
坂口は、事務について考えることは、小さい頃から本心でやりたいと思っていることを実現するための方法だと述べている。一方、道草は、周りから「そんなことできるわけない」と言われて夢を諦めそうになる人々の、お守りのような本になればいいという想いで本書を書き上げたと語っている。
坂口恭平は1978年熊本県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科を卒業後、作家、画家、音楽家、建築家など多彩な活動を行なっている。自身が躁鬱病であることを公言し、2012年からは「いのっちの電話」という電話相談サービスを続けている。
道草晴子は13歳でちばてつや賞ヤング部門優秀新人賞を受賞するも、14歳で精神科病院に入院。その後、自身の半生を綴った漫画を発表し、漫画制作やギャラリーでの個展開催など精力的に活動している。
『生きのびるための事務』は、2024年5月16日に発売、1,760円(税込)で販売されている。