ベトナム航空、出雲-ハノイ間で初の直行便

ベトナム航空日本支社は2024年5月25日、島根県の出雲縁結び空港からベトナムのハノイへ向けて直行チャーター便の運航を開始した。出雲とハノイを結ぶチャーター便の運航は、同県にとって初めてのベトナムへのチャーター便となる。

このチャーター便の実現は、昨年12月にベトナム航空と島根県との間で交わされた国際定期便就航に向けた覚書等によるもの。チャーター便は156名の乗客を乗せ、午前11時36分にほぼ満席の状態で出雲縁結び空港を出発した。

出発前には就航記念セレモニーが行われ、島根県知事の丸山達也氏とベトナム大使館のファム・クアン・ヒエウ駐日大使が列席。セレモニーではベトナム航空日本支社の総支配人であるゴー・シー・アイン氏がチャーター便就航への祝辞を述べ、今後の国際定期便就航に向けた期待を表明した。

一方、同日にベトナムのノイバイ国際空港(ハノイ)から到着したVN9334便には、164名のベトナム人乗客が搭乗しており、4泊5日の日程で島根県の観光を楽しむ予定だ。

今回のチャーター便就航は、島根県とベトナムとの間の交流促進と、将来的な国際定期便就航に向けた重要な一歩となる。両国間の観光や経済交流のさらなる発展が期待される。