adoら所属のクラウドナインがCVCを創設、グローバル展開を加速

音楽・芸能事務所の株式会社クラウドナインは、日本のエンターテインメントコンテンツの世界進出を目指し、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を創設した。同社は、Ado、梟note、Shallmなどのインターネット出身アーティストやクリエイターを多数マネジメントしており、様々な企業との提携を推進している。

CVCの創設により、社内外の有識者と共に機動的かつスピーディーに株式投資やM&Aができる体制を整える。投資領域は、アーティスト/芸能マネージメント、音楽レーベル、エンタメテック、エンタメメディア、マーケティングリサーチ、マーチャンダイズ、アニメ制作会社など、クラウドナインの事業、アセット、リソースとのシナジーにより加速する国内外のあらゆる分野を対象とする。

具体的なアライアンス例としては、マネージメントリソースにより加速する事業、アーティスト・クリエイターの活動展開を加速する事業、自社ITプロダクト「SHOWBIZ」や「Cloud Box Lesson」と関連する事業などが挙げられる。

クラウドナインは、4月30日付けでナラティブマーケティング事業を行うTheSwampman株式会社のM&Aを実行しており、今後さらに多角的な事業カテゴリーへの投資活動を通して、アーティストやクリエイターの目標や夢をサポートし、日本から世界へ届くコンテンツが生まれる体制作りを強化していく方針だ。

同社は2019年に設立され、所属アーティストのオリジナル曲で設立後1年9ヶ月で国内チャート1位、3年半でApple Musicチャートで日本の楽曲初の全世界1位を獲得するなど、急成長を遂げている。今回のCVC創設により、さらなるグローバル展開の加速が期待される。

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